手 しびれについて
手 しびれについてです。
手のしびれは、侮ることは禁物。脳梗塞(こうそく)をはじめ、さまざまな疾患が原因のことがあるからだ。
● 症状もいろいろ
東京慈恵会医科大学神経内科の井上聖啓教授によると、手のしびれといっても症状は実に多様だ。
「手にもう1枚皮をかぶったような感じや、ビリビリする、痛みを伴う、物を持つ感覚がない、自分の意思にかかわらず動くなど、いろいろな訴えがあります」と言う。
しびれの範囲を正しくとらえる必要もある。
例えば、手のひらに限られる、手のひらと甲、甲だけ、手だけでなく前腕までしびれるといった具合。
神経が微妙に分布しているからだが、しびれが起きる大きな原因は、神経の通り道の障害と頚椎(けいつい)の異常の二つ。
「手の末しょう神経は正中神経、尺骨神経、橈骨(とうこつ)神経の3つがありますが、どの神経に障害が起きているかは、しびれ方の範囲で分かります。
これらの神経の通り道に障害が起きるものに絞扼(こうやく=締め付ける)性神経障害がありますが、その代表例が手根管症候群です」
● 離れた個所に痛みも
手根管症候群は、正中神経が手のひら側の手首の所で靱帯(じんたい)に締め付けられて起きるもので、女性に多い。
症状は、手のひらの親指側を中心にしびれなどの感覚異常が表れ、夜間に痛みを伴ったりするのが特徴。
やがて、筋委縮や脱力を生じ、手が使いにくくなる。
一方、「頚椎の異常は、症状がなくとも、40、50歳代では80%以上に見られます。
頚椎に原因がある場合にも、手がしびれることがあります。
中には、頚椎症性根症と言い、鋭い放散痛(患部から離れた個所に放散する激しい痛み)を伴います」と井上教授。
また、手だけでなく口の周りもしびれる場合は、手掌口症候群と言い、脳梗塞などの脳血管障害が疑われる。
同教授は「しびれが続く場合は、重篤な病気が隠れている恐れがあるので、最寄りの神経内科を受診すべきです」と話している。
しゅこんかんしょうこうぐん
手根管症候群
どんな病気か
手首の手のひら側にある骨と靭帯(じんたい)に囲まれた手根管というトンネルのなかを、正中神経と9本の指を曲げる筋肉の腱が通っています。
このトンネルのなかで神経が慢性的な圧迫を受けて、しびれや痛み、運動障害を起こす病気です。
有難う御座いました。
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